日本福祉心理学会第20回大会(案内)

2022年7月28日

日本福祉心理学会第20回大会(案内)
子どもの命を守る 福祉心理学

ご挨拶

現代社会はますます複雑かつ多様化してきました。
少子化に伴う家族のあり方や雇用形態の変化は、これまで家や会社に強い帰属意識をもって暮らしてきた人々の生活に影響を与え始めています。暮らしにかかわる急激な変化は、心理社会的な問題として心理面に大きな負荷をかけることになります。日常の暮らしには安心できる居場所が必要であり、それを失った人々の心には不安や孤立感が生み出されがちです。いじめや不登校、病気や失業をきっかけにして、人々との関わりが乏しく、社会とのつながりがもてず、ひきこもり状態にある人も増えている現状です。
児童虐待の問題はさらに深刻です。さまざまな理由のもとに児童虐待は生じていますが、虐待を受ける子どもたちは、虐待を受ける子どもたちは受け身の立場であり、過酷な生活環境の中で心身ともに傷つきながら生活をしています。早急に温かな家庭的な養育環境を用意する必要があり、社会的養護によって子どもの育ちや発達を保障する必要があります。虐待することになってしまった養育者についても、育てる者として責める前に育てる者に様変わりしていく発達を社会がどう支えていけるのか、喫緊の課題となっています。
コロナ禍においては、子どもたちが弊害を最も受けています。とくに、自殺の問題は深刻で、毎年300人以上の子どもたちが自殺しています。その要因・動機として、学校問題、学業不振、進路に関する悩み、友人関係、いじめなど学校で起こる問題が多く挙げられており、国をあげていじめや自殺をなくす取組みをはじめています。
2年前、ユニセフは先進・新興国38ヵ国に住む5-19歳の子どもの幸福度を調査した報告書『レポートカード16-子どもたちに影響する世界:先進国の子どもの幸福度を形作るものは何か』を公表しました。この評価の指標の1つ「精神的幸福度」は37位、ワースト2でした。日本の子どもの10万人当たりの自殺率は38ヵ国中12位、13,000人に1人の子どもが自殺で亡くなっているという事実を重く受け止めるべきです。
このように、現代社会では、社会福祉の対象者に対するソーシャルサポートにおいて、心理に関係した支援やケアの充実が求められています。人々が生活するさまざまな場で、ソーシャルワーカーや心理士が行うカウンセリング、児童相談所や関係施設などの現場で展開される心理的ケアの充実がますます必要になってきました。
日本福祉心理学会大会も今回20回の節目を迎えました。インクルーシブな社会を実現するためには、個々の課題を抱えた対象者に対する1対1の人間関係を豊かにする心理的理解を含むソーシャルサポートを充実させることが必要ですが、同時に地域社会全体とのかかわりを考えることも重要な課題としてあります。
20回大会では「子どもの命を守る 福祉心理学」を大会テーマに掲げ、明日の子どもたちのために、理論と実践を踏まえ、福祉心理学への期待に対しどのように考えていくべきかを皆さんと共に検討したいと思います。

2022年8月
日本福祉心理学会第20回大会実行委員会
委員長 杉山雅宏

Ⅰ 大会の概要

1.会期 2022年12月24日(土)~25日(日)
2.開催方法 オンライン開催
3.主催 事務局
4.プログラム概要(予定)
*詳細は決定次第、学会ホームページに掲載します。
*ポスター発表につきましては、大会期間中、学会ホームページにて掲載いたします。

Ⅱ 大会の内容(予定)

1.基調講演(オンデマンド配信)
演者 淑徳大学 柏女霊峰 先生

2.学会企画シンポジウム(1日目)
【企画テーマ】
子どもの命を守る福祉心理学実践の実際(仮)
【企画趣旨】
COVID-19の感染拡大は私たちの暮らしに大きな影響を与えた。当たり前だったことが当たり前でなくなり,私たちはこれまでの暮らしを振り返り,これからの暮らしについて考えることを迫られた。社会が大きな転換点を迎えた時,その影響を最も強く受けるのは,社会的に弱い立場にある人々である。例外なく,COVID-19の感染拡大が長期化する中でも強く影響を受けたのはそうした人々であっただろう。今回は子ども・若者支援という視点から困難な状況にある子ども・若者支援に関わる方たちに話題提供をいただき,こうした大きな転換点を迎えた社会において,彼らの暮らしや育ち,ひいては命を守るための福祉心理学実践についての議論を深めたい。
(企画者:研究・研修推進委員会 委員長 井出智博先生)
【登壇者】
指定討論者:中山哲志先生(福祉心理学会常任理事・東日本国際大学)
話題提供者1:今西良輔 先生(札幌大谷大学短期大学部・道立北海道有朋高校通信制高校SSW)
話題提供者2:綱川弘樹 先生(那珂市教育支援センター)
話題提供者3:高橋紀子 先生(みなみそうま自主夜間中学 代表,一般社団法人 南相馬ひきこもり支援センター 代表理事)

司会:井出智博(北海道大学)
企画:井出智博(北海道大学),大原天青(東京都児童相談センター)

4. 特別講演
(1)相澤 仁先生(本学会理事・大分大学教授)
(2)相馬誠一先生(東京家政大学名誉教授・東京家政大学大学院客員教授)
5.福祉心理士会全国大会・研修会(計画中)
6. 自主シンポジウム(募集します)
7. ポスター研究発表(大会期間中ホームページにて掲載)

Ⅲ 大会参加申込

1.参加申込手続き
(1)参加申込期限は、11月5日(土)
(2)オンライン大会のため当日参加を受け付けません。研究発表を行わない場合も必ず事前に参加申込を行ってください。
【参加申込方法】
(1)参加申込用フォーム(Googleフォーム)よりお申し込みください。
*以下のURLより参加申し込みをお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/16URIOg-1B1NQXDTgjP4h1_pfPCB5jDjdj2Q8eFTL4VU/edit?usp=sharing
(2)8月中にご案内します。
2.大会参加費の納付
(1)ゆうちょ銀行振替口座への振込により、11月12日(土) までに納付を行って下さい。
(2)振込先
ゆうちょ銀行振替口座
【ゆうちょ銀行よりお振込の場合】
口座番号: 記号 00130 番号 0444284
加入者名: 日本福祉心理学会

Ⅳ 研究発表 (ポスター発表)

1.発表資格
筆頭発表者および連名発表者の要件は次の通りです。
(1)参加申込時点で本学会の会員であること。会員でない方は速やかに当学会への入会を 済ませ、会員資格を取得して下さい。
(2)2021年度会費を11月12日(土)までに納入していること。
2.発表形式等
(1)今大会の研究発表の形式はポスター発表です。
【ポスター発表(オンラインでのポスター掲示)】
(1)ポスター発表は、大会期間中にホームページ上に掲示する形式で実施します。滞在等は 不要です。大会期間中の質疑応答は実施いたしませんが、発表へのご質問・ご意見は ホームページ上で収集し、後日事務局より筆頭発表者に送付いたします。
(2)ポスターはA4サイズ15枚以内のスライド(パワーポイント)で作成してください。 ポスターの1枚目は、発表題目・発表者全員の氏名・所属を明記してください。
(3)ポスター発表は、①論文集への抄録掲載、②ポスターの提出の2つの要件を満たすことで 公式発表として認められます。
3.発表申込
(1)発表申込期限は11月5日(土)です。
(2)ポスター発表申込は、大会参加申込用のフォーム内にて、大会参加申込と同時に送信してください。
4. 抄録原稿の作成
(1)抄録原稿は、筆頭発表者よりご提出ください。
(2)学会ホームページより抄録原稿の書式(Wordファイル)をダウンロード してご利用ください。詳細な作成要領は書式内に記載しております。
(3)書式は変更せず、要領を厳守の上、原稿を作成いただきますようお願いいたします。
5.抄録原稿の提出
(1)抄録原稿の提出期限は、11月12日(土)とします。
(2)抄録原稿は、PDFファイル形式で下記までメール添付にてご提出ください。
抄録原稿提出先:2022taikai20@gmail.com(第20 回大会事務局)
*抄録ひな形は下記URLよりダウンロードしてください。
https://docs.google.com/document/d/1QkxQcup_33JWWWH72jyhDc2ADv9bQ0cP/edit?usp=sharing&ouid=103607146805310654462&rtpof=true&sd=true
6. ポスターの提出
(1)ポスターの提出期限は12月10日(土)~17日(土)とします。期間中はデータの修正が可能です。
(2)ポスターは、パワーポイント15枚以内で作成し、PDFファイル形式で下記までメール添付にてご提出ください。
ポスター提出先:2022taikai20@gmail.com(第20 回大会事務局)
(3)ポスターの受付を確認いたしましたら、事務局より受付完了の旨を返信いたします。

Ⅴ 自主シンポジウム

自主シンポジウムを募集します。皆様からのご応募をお待ちしております。なお、 企画にあたっての留意事項は下記のとおりです。
1. 資格
企画者・司会者・話題提供者・指定討論者は、会員とします。会員でない方は速やかに当学会 への入会を済ませ、会員資格を取得して下さい
2. 形式
(1)発表時間は1時間です。時間中の運営は企画者に一任されます。
(2)その他、自主シンポジウムの発表形式は、ZOOMを活用し、発表者側操作による画面共有を用いた同時送信(生配信)での発表を予定しております。
3. 申込手続き
(1)筆頭企画者より、企画書をご提出いただきます。学会ホームページより書式(Wordファイル)をダウンロードしてご利用ください
*以下↓URLよりダウンロードが可能です。
https://docs.google.com/document/d/1AiYVlL_odo5Pmw6iVFXmvxgnZHU8hdbi/edit?usp=sharing&ouid=103607146805310654462&rtpof=true&sd=true
(2)企画書の提出期限は11月5日(土)とします。
(3)企画書は、筆頭企画者よりPDFファイル形式で下記までメール添付にてご提出ください。
2022taikai20@gmail.com(第20 回大会事務局)
(4)申込多数の場合、実行委員会にて採否を決定させていただきます。
4. 抄録原稿
(1)抄録原稿作成要領
1件につきA4で4ページ以内の抄録原稿を作成していただきます。学会 ホームページより書式(Wordファイル)をダウンロードしてご利用ください
*下記URLよりダウンロードしてください。
https://docs.google.com/document/d/13mfMSvCTrAL3j2Kfx1w8mS1GOzDrcyjj/edit?usp=sharing&ouid=103607146805310654462&rtpof=true&sd=true
(2)抄録原稿提出
抄録原稿提出期限は11月12日(土)とします。作成された原稿は、筆頭企画者よりPDFファイル形式で下記までメール添付にてご提出ください。
抄録原稿提出先: 2022taikai20@gmail.com(第20 回大会事務局)

Ⅵ 大会参加費

参加費は4000円(学生会員のみ2000円)、払込期限は11月12日(土)です。期限内に払込をお願いいたします。
なお、論文集は、大会参加申し込みをされた皆様に1部送付されます。

Ⅶ 今後の予定

・11月5日(土)ポスター発表申込期限・自主シンポジウム申込期限
・11月12日(土)抄録原稿の提出期限
・12月初旬 プログラム発表
・12月10日(土)~17日(土)ポスター投稿期間
・12月中旬 論文集送付
・参加者へのzoom情報の提供(12月中旬)

日本福祉心理学会第20回大会実行委員会
杉山雅宏・金城悟・大原天青・田中周子・齋藤祐子
理事長:片岡玲子
2022taikai20@gmail.com(第20 回大会事務局)

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